第2回 安定して稼げる副業探しの落とし穴とサラリーマンが取るべき副業戦略

サラリーマンがお金を稼ぐため、安定して稼げる副業探しをする時の落とし穴を解説します。
また、その落とし穴を回避しやすい、在宅可能な3つの副業ジャンルである
- 営業・セールスなどが必要ない副業がいい人向け
- 今の自分がすぐにできることを副業にしたい人向け
- 将来起業・独立を考えている人向け
それぞれの詳細と、起業を考えているサラリーマンが取るべき副業戦略も併せて解説します。
目次
安定して稼げる副業探しの落とし穴
確実に安定して稼ぎたいという欲求の盲点
確実にお金を稼ぎたいだけなのなら、アルバイトが最も適している副業ではありませんか?
コンビニや倉庫作業など、夜や休日でもできる働き口はあるはずですし。
確かに肉体労働が主になるが確実に収入は得られますよね?
でも、もし、「それは違う」と感じたのなら、副業にお金以外の何を求めているのかを、はっきりさせた方がいいかもしれませんよ。
というのも、安定して稼ぎたいけどアルバイトは嫌だからという理由で、安定して稼げる副業探しが永遠に続きますから。
例えば次の質問に答えてもらって、自分が副業にお金以外で何を求めているか確認してください。
自分が副業に求めていることをはっきりさせるワーク
次の質問に思いつくまま答えをノートやメモ帳に書いてください。
Q
- 副業をしようとおもった時、頭の中に浮かんだ選択肢は?
- 思いついた選択肢を見渡して、どんな共通点があるのか?
- 絶対やりたくない仕事の条件は?
サラリーマンが自宅で出来る3つの副業ジャンル
次は、サラリーマンが在宅で可能な副業を3つのジャンルに分けで解説します。
- 営業・セールスなどが必要ない副業がいい人向け
- 今の自分がすぐにできることを副業にしたい人向け
- 将来起業・独立を考えている人向け
営業・セールスなどが必要ない副業がいい人向け副業
投資・トレード
例
- FX
- 株
- 仮想通貨
- 不動産
メリット
- 労働収入ではない
- つまり、労働時間?と収入額に関係性が薄い
- ということは短い時間で大きな額を稼げる可能性がある
デメリット
- ある程度の投資資金を先に用意する必要がある
- 長時間やっても少しも稼げない可能性がある
- その資金が減る可能性がある
- 多くの初心者が自己資金を減らしている、もしくは資金を無くして投資自体が出来なくなっているのが現状
今の自分がすぐにできることを副業にしたい人向け
フリーランスと呼ばれることが多い職種
例
- デザイン
- 文章執筆
- プログラミング
- 動画編集
- 事務作業代行
ある専門分野のことを依頼主の代わりにすることでお金を稼ぐことになります。
また、必ず仕事を得られるという保証はありません。
その意味ではアルバイトとは一線を画す働き方になります。
つまり、ビジネスを体験するという意味ではやる価値はあると考えられる方向けの副業です。
メリット
- 自分が得意なことで稼げる
- 新しいことを身につける必要が少ない
- 待っていても仕事が取れないことが多いため、どうやれば仕事を得られるか嫌でも工夫することになる
- つまり、ビジネスそのものをすることになる
- ということは、仕事を取れるように試行錯誤すること自体が起業家として大きな学びになる
- そして、脱サラして独立することも可能
デメリット
- 安定して稼げるかどうか自分次第
- つまり、基本的に仕事を依頼してもらうことになるため、競合ではなく自分が仕事を受注できるかどうかが収入を得られるかのカギを握る
- 依頼主から実績の開示を求められることも多いため、初めのころは受注できないことが予想される
- 初心者は周りよりも低単価で仕事の募集することも多い
将来起業・独立を考えている人向け
例
- ネットビジネス系(アフィリエイト、物販)
- 販売代理店(自分の商品を持たず、営業・セールスに特化した仕事をする)
- 自分が作った商品やサービスを自分で販売
- ハンドメイド商品なら販売できるプラットフォームがあるが、そこでの販売数増大ノウハウが必要になる
- コーチ・コンサル・カウンセリングといったサービス提供の場合、マーケティングを実施して顧客獲得をしていくことになる
メリット
- 売上・収益の上限が、アルバイトやフリーランス系の副業に比べて高い=大きな額を稼げる可能性がある
- ビジネスそのものを実践することになるので、起業に必要な多くのことを実体験として学べる
デメリット
- 収益ゼロ、つまりただ働きになる可能性がある
- 誰かの副業ノウハウを実践する場合、その費用がかかる
- ノウハウ通りにやっているはずなのに儲からないこともある
- 副業にかなり時間を取られるためプライベートが犠牲になる可能性が高い
サラリーマンが取るべき副業戦略
サラリーマン時代、いろんな副業をしてきた経験からの意見
サラリーマンが副業をする時の心構え
お金を稼ぐだけの目的だとキツイ
労働力を提供するパターンの副業(アルバイト)だと、その副業にやりがいを見出しにくいです。
ということは、お金のために嫌々その業務をする状況が長続きするかどうか?
フリーランスにしても自分の商品・サービスを作っての副業にしても、最初はまったく儲からないことが予想されます。
儲からないのにいろいろとやることがあるため、「お金を稼ごうと思っていたのに、何をやっているのだろう」といったネガティブな考えになることも予想されます。
そこで副業自体に2つの意味を持たせることを推奨しています。
サラリーマンが取るべき副業戦略
「お金を稼ぎだけを目的にせず、起業家としてのスキルアップを優先する」
起業・独立を見据えた副業選びの条件
- マーケティングを実践する必要があるもの
- 起業・独立したときにも役立つスキルを必要とするもの
- セールスを行うもの
起業・独立のための修行としての副業
一般的なサラリーマンの場合、ビジネスそのものを実体験することが難しいです。
そのため、給料がある状態で、リスクのあるビジネスを体験してみるというのが基本戦略です。
言い方が悪いかもしれませんが、あえて失敗を経験しておくということです。
そもそも、「失敗したくないのにリスクのある副業で稼ぎたい」、という考えは都合がよすぎます。
安定して稼ぎたいのなら、安定して稼ぐことを優先した方がいいです。
起業・独立を意識して副業をするのなら、安定して稼ぐことより、自分の起業力と呼べるものを上げることを優先してもいいかもしれません。
アルバイト以外の副業をする時は、稼げるかどうかの保証がまったくないビジネスをするという覚悟が必要です。
それは、時間や労力を使っても収入ゼロになることを受け入れる必要があるということです。
つまり、副業ではあるがサラリーマンとのダブルワークとして起業することになります。
もし、起業がどんなものなのかを経験するという意味を持たせられるのであれば、やる価値はあると思います。
そして、収入ゼロの辛さを体験したうえで、独立・脱サラの意志があるのなら、本腰を入れて副業で給料以上を稼ぐことを目標するのが、起業を見据えた副業の正しい戦略だと考えています。
まとめ
今回は、安定して稼げる副業探しの盲点として、アルバイトではない副業をしたい理由を明確にするべきという話をしました。
そしてリスクのある副業を選ぶ時の参考に3つの副業ジャンルを紹介しました。
1:営業・セールスなどが必要ない副業がいい人向けの副業
投資・トレード
2:今の自分がすぐにできることを副業にしたい人向けの副業
フリーランスと呼ばれるような専門家としてデザイナーなライター
3:将来起業・独立を考えている人向けの副業
ネットビジネスや自分が作った商品やサービスの販売
また、最後に、サラリーマンの副業戦略として、単にお金を稼ぐことだけを目的にすると、稼げないときに新しい副業探しをすることになりがちなので、あえてビジネスを経験することを意識する必要がある、という話をしてきました。
貴重な時間を使って行う副業だからこそ、自分がやりたいと思うジャンルで、なおかつ、起業家としての成長も可能な副業を選ぶということを意識してはどうでしょうか。
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投稿者プロフィール

- 【売れる】を科学する起業・新規事業プロデューサー
-
40代で脱サラして起業。独立後すぐに月商100万円を突破するも、トラブルが発生し収入ゼロに。
その時に経験した「売り上げゼロ」「顧客ゼロ」の不安を解消しよと、様々な起業セミナー・高額講座に通うも全く成果が出なかった。
なぜ成果が出なかったのかを徹底的に分析した結果を起業したいけれど何をしていいか分からないというサラリーマンに向けて発信するのが使命と考えている。
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