起業したいけどアイデアがないを解決!稼げるネタ7選&失敗しない起業法

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ここでは、「起業したいけどアイデアやネタがない」、「お金がないから0円起業のノウハウを探している」という方に向けて、稼げる可能性が高いお勧めの起業ジャンル・業種を7つ紹介しています。

サラリーマンが起業・独立する時のリスクを減らすために、副業から始める起業スタイルで実践可能なジャンルを中心に、起業アイデアを考える方法もお伝えします。

また、初めて起業するビジネス初心者が失敗しない方法として、起業のタイミング起業する時の流れアイデアの考え方ブラッシュアップする方法などの要点もまとめています。

なお、ここで解説している起業アイデアの実践は、副業ができる会社にお勤めされていることが条件となります。

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目次

サラリーマンにお勧めの起業アイデア・ネタ

まず初めに、サラリーマンにお勧めできる、起業アイデアやネタについてお伝えします。

ここで紹介するものは、「どんな業種やジャンルで起業すれば失敗しないか」、「リスクが抑えられるか」を重要視して、「何を売るのか」という疑問に答えています。

つまり『起業したいけどアイデアやネタ、お金がない』という悩みを解決することを目的にしています。

後ほど詳しく書きますが、まずは副業で始めることを強くお勧めします。
いきなり会社を辞めてしまって、もし売り上げが上がらない状態が続けば、収入がゼロになってしまいますから。

ということで、副業から始めやすいビジネスアイデアとして、「どのジャンルでの起業が低リスクで始めやすいか」という視点で紹介します。

副業で始めやすいビジネスジャンル

  • コンサルタント
  • アドバイザー
  • ライター
  • 動画編集
  • デザイナー
  • 翻訳・通訳
  • 作業代行

一言でいうと、専門家として情報提供や作業代行をするビジネスです。

それぞれの概要は以下の通りです。

コンサルタント

コンサルタントの仕事の本質は、クライアント先の問題解決です。

経営者やその部署の責任者からの相談に対して、解決方法の提案と解決策が順調に進んでいるかを管理すること、などが主な仕事となります。

また、コンサルタントといっても、その専門職種はとても幅が広いです。

多くのコンサルタントが所属しているコンサルティングファームという企業もあります。
コンサルティングファームは、クライアント先が大規模企業であることが多いです。

また、一般的なコンサルタントの主な専門職種は、戦略立案・経営や、財務・人事など、企業の中枢を担う部署の支援です。
大規模なクライアント先へのコンサルティングをしている人は年収も高いという特徴があります。

ただ、ここで紹介しているコンサルタントというのは、大規模な企業向けではなく、個人や小規模企業向けを指しています。

つまり、個人でやっているコンサルタントに仕事を依頼してもいい、と考えるような人を対象にするビジネスです。

一例をあげておきます。

コンサルタントの一例

  • SNS運用コンサルタント
  • ITコンサルタント
  • 広告・マーケティングコンサルタント
  • 営業コンサルタント
  • 人事コンサルタント
  • 財務コンサルタント

SNS運用やIT、広告などのコンサルタントは、実務でSNSや広告を運用していた経験をもとに支援している方が多いです。

人事や財務コンサルタントは、経理部や人事部で仕事をした経験がある方が多いです。

営業コンサルタントは、営業経験者が自分の成功経験などをもとに、支援先の営業成績の向上を目指します。

ポイントは、自分よりも経験やノウハウが少ない人に向けて、コンサルティングを提供することです。

アドバイザー

コンサルタントとほぼ同じと考えていいと思います。

自分のことをコンサルタントと名乗るのか、アドバイザーと名乗るのかの違い、と考えていいいのではないでしょうか。

コンサルタントと名乗っている方は、企業向けに経営や事業運営のアドバイスをしている方が多いという印象です。
つまり、硬い業務内容の方に多いという感じです。

対して、アドバイザーと名乗っている方は、主に女性や個人向けに、生活環境などの改善アドバイスをしている方が主だと感じています。
ソフトな印象のある業務内容の方に多い感じでしょうか。

これは個人的な意見ですが、コンサルタントと名乗るか、アドバイザーと名乗るかは、お客さんがどう感じるかで選べばいいと思います。

ちなみに、「●●コンサルタント」や「●●アドバイザー」という名称が付いた資格や認定がありますから、その正式名称を勝手に名乗るのはNGです。

ライター

文章を書く仕事をしている方がライターですね。
このライターという仕事も、いくつもの種類に分かれています。

ライターの一例

  • コピーライター
  • ルポライター
  • シナリオライター
  • WEBライター
  • ゴーストライター
  • 各種専門ジャンルのライター

基本的には文章を書いて、それを販売することになります。

コピーライターは、広告に掲載するキャッチコピ―などを作る仕事です。

ルポライターは、雑誌などに、事件や社会的な問題に対して行った取材をもとに、事実を報道することが主な仕事です。

シナリオライターはストーリーを書く仕事で、ゲームや映像作品の物語を創作することが仕事です。

WEBライターはネットに掲載する文章を書く仕事で、ブログでの情報提供やセールスページの原稿を制作します。

ゴーストライターは、裏方のライターで、誰かの代わりに文章を書く仕事です。

各種専門ジャンルのライターは、美容ライターや家電ライターなど、特定ジャンルの商品やサービスの分析や評価をする仕事です。

仕事の獲得方法としては、フリーランスのライターやデザイナーがネットで受注を得られるマッチングサービスがあります。
有名なのがクラウドワークスランサーズです。

無料で登録できますから、まずはこういったサービスで自分のことをアピールすることから始める方が多いです。

動画編集

最近では、YouTubeなどを使って動画による情報発信を利用して集客することが、スタンダードになっています。

その場合、撮影した動画をそのまま掲載しても、内容が分かりくい、見ていて同じシーンが続くと飽きが来る、などが起こります。
それを解消するために、編集作業が必要になりますが、その業務が主な仕事です。

例えばテレビ番組のように、テロップでメリハリをつける不必要な部分をカットするなどを行います。

この仕事は作業時間が長くなる傾向があります。
仮に10分の動画を編集するとしても、作業時間はその何倍も必要になることが多いです。

また、作業するため機器も必要で、ハイスペックなパソコンを用意する必要があります。
編集アプリも本格的なものは月額数千円のサブスクでの出費となるので、他のジャンルに比べて初期投資が大きくなります。

デザイナー

デザイナーと言っても、とても範囲が広いのですが、ここでは下記のジャンルを想定しています。

デザイナーの一例

  • WEBデザイナー
  • グラフィックデザイナー
  • イラストレーター

どれもフリーランスで活動されている方が多いジャンルで、ライターのパートで紹介した、仕事紹介のマッチングサイトでの受注から始められます。

デザイナーやイラストレーターは、トップクラスの方だと、1案件で数百万円を請求される方がいる世界です。

その一方で、とにかく安く、そこまでこだわらないというお客さんも多いのが特徴です。

未経験で始める場合は、そういった安価な案件を受けていきながら、実績を積み上げる、というビジネス戦略で取り組む方が多い印象です。

翻訳・通訳

ビジネスなどで海外の業者とのやり取りが発生する場合は、英語などの外国語がが得意な方に、メール文章の作成を依頼することがあります。

営業経験のある方だと、商談などの交渉ごとに関しての重要ポイントも把握しているでしょうから、重宝してもらえる可能性が高いです。

他には、海外向けに輸出する商品のマニュアルの翻訳や、契約書の翻訳なども業務として発生している件数が多いようです。

基本的に文章ファイルをメールなどで送付すれば納品できますし、詳細な打ち合わせが必要な場合もZoomなどのビデオチャットツールで可能ですから、在宅での仕事が可能です。

作業代行

これは、専門家というよりも、労力や手間がかかる作業を代わりに行うことに価値を見出してもらえるお客さんに向けたサービスです。

作業代行ビジネスの一例

  • 経理事務・帳簿付け
  • 会議や打ち合わせなどを録音した音声の文字お越し
  • 手書き文章や資料などの文字入力
  • 集計表へのデータ入力
  • 問い合わせなどのメール送付状況確認・返信などの事務作業

小規模でビジネスをしている人は、基本的に人手が足りないことが多いです。

事務処理などは細かい作業が多いため、時間や手間がかかる部分を外部に依頼する方も多くいます。

そういった方を陰で支える仕事です。

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なぜ専門家がお勧めなのか?

先に紹介したビジネスジャンル・業種の仕事は、初心者が取り組みやすいと考えられます。

それは、ビジネス初心者でも始めやすく、万一、失敗した時のリスクが低い特徴を備えているからです。

初心者が始めやすく、リスクが低いビジネスの特徴

  • 在宅でできる
  • オンラインで提供・納品できる
  • 自分の経験や知識が活かせる
  • 初期投資が少ない・0円でできる
  • すでに同様のサービスが存在する

失敗しにくいビジネスアイデアで始めるメリット

先に上げた特徴は、万一、そのビジネスが失敗しても経済的ダメージをあまり受けないように工夫出来るものです。

例えば、コンサルタントやアドバイザーだと、業務をオンライン化しやすい業種です。

オンラインでサービスを提供できるため、無理に事務所を借りる必要もありません。
ということは、在宅で開業できるので、保証金などの初期費用や家賃などの固定費用が必要ありません

また、ビジネス用のホームページも無料で作れるサービスを利用しても、あまり違和感がありません。
SNSを利用するなど、ビジネスを始めたことを告知する時にも、ほとんど費用を掛けずに始められるのもメリットです。

冒頭でもお伝えした通り、サラリーマンが会社を辞めてから起業してビジネスを始めた場合、もし売り上げゼロの期間が何か月も続くと、経済的にも精神的にも大きなダメージを追ってしまいます。

そのために副業で始めるのですが、副業でやりやすい業種とそうでない業種があります。

ここで紹介しているコンサルタントやアドバイザーなどの専門職は、依頼されたときだけ仕事をすればいいこともメリットにです。

依頼された仕事をすればいいということは、時給で働くのではなく、「依頼された仕事を終えたらいくら」という料金体系にできるため、時給とは違う働き方ができる点もメリットと言えます。

テストマーケティングをするという感覚が必要

サラリーマンとしてやっている業種で起業する方は、今までの仕事と同じなので、仕事が獲得できるかどうか、受けた仕事が出来るかどうか、などを心配する必要がありません。

ですが、今やっている仕事ではない業種で起業する場合は、いろいろ不安に感じることがあると思います。

例えば、どうやってお客さんを見つければいいのか金額はどれくらいにするべきなのか依頼された仕事がきちんとできるのか、などです。

仕事ができるかどうかに関しては、少なくとも自分が専門家と呼ばれる程度の知識や情報を持っていると、不安が減らせます

そのために、今まで人生で経験してきたことや、趣味や特技など、すでに自身が身につけてていることが、活かせるようなビジネスを始めることをお勧めしているのです。

ただ、顧客獲得や自分の専門知識を商品として提供した経験がないまま独立してしまうと、あとで大変苦労することになります。

そのため、副業で、小さな規模で始めることで、いろいろなことを試してみるのです。

いわゆるテストマーケティングをするということです。

テストマーケティングをする意味は、自分自身が世の中で必要とされるのか提示した金額で依頼してもらえるのか仕事をもらった時の期待に応えられるのか、などをテストするということです。

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ビジネスアイデアが無い、お金が無い人が起業する時のスタイル

初心者は副業で小さく始める

やりたいと思えるようなビジネスアイデアやネタが無い方。
もしくは起業したいけどお金がないという方。

こういった方は、ここまででお伝えしてきたジャンルや条件に合ったアイデアでビジネスを始めることになりますが、必ず副業から始めてください

例えば、週末起業のスタイルで、経験を積ませていただくという意識でやるわけです。

また、起業したばかりで専門家としての経験が浅く、競合と同じ価格を提示できないことも考えられます。

その場合も、副業で始めることで、あえて低い金額を提示して、発注してもらいやすくできることも、副業として小さく始める優位点です。

起業の準備をしてから起業では遅い

一般的な感覚として、起業するためには「起業の準備を完全に終えてからスタートする」という考えを持っている方が多いとい思います。

ですがこれは間違いです。

いきなり本格的にビジネスをスタートするのではなく、まずは小さく始めて、手ごたえがあれば拡大させていくというのが、賢い起業スタイルです。

これは「リーンスタートアップ」という方法論なのですが、書籍が出ているくらい有名で、新規ビジネスの始め方の王道です。

会社員を辞めてから、大きな初期費用をかけ、しかも未経験の業種で起業するのでは、リスクが高すぎます。

初めて起業する場合は、特に慎重になってください。
悪い結果が続くことを想定しておいた方が、いざというときにパニックにならずに済みます。

副業だとしてもプロとしての自覚が必要

副業で始めるといっても、専門家としてサービスを提供することになります。
つまり、お客さんから見れば、あなたはプロの専門家なのです。

本当なら受けきれないような契約を、売り上げ欲しさに結んでしまっては、後々トラブルのもとになります。

受けた依頼は確実にこなすというプロ意識を持つことが重要です。
逆にいえば、出来ない仕事は受けないこともプロとして大事にしたい心構えです。

ですが、出来るか出来ないかの判断は、実際に経験してみないと難しいと思います。

そこで副業で小さく始めることで、起業家として必要な考え方や心構え、ビジネスそのものを経験して、書籍やセミナーだけでは学べないことを身につけるのです。

先にこうした生きた学びを得ることは、本格的に起業・独立する時に必ず役に立ちます。

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儲かる・失敗しない起業(ビジネス)アイデア・ネタとは?

では今度は、起業のアイデアやネタについて、儲かるのか? 失敗しないのか? という視点で深掘りしてみます。

今回紹介した「専門家として起業」というアイデアではなく、もっと違った業種やジャンルでビジネスを始めたいときの参考にしてください。

アイデアを考える前に確認すること

もちろん、ビジネスを始める際にはアイデアを考えるのですが、その前に確認してほしいことがあります。

それは「良いアイデア」の正体についてです。

多くの方は「良い起業のアイデアを考えたい」と思われているでしょう。

ですが、この「良いアイデア」というのが、ちょっと曲者です。

一般的に「良いアイデア」というと、次のようなことをイメージされるようです。

  • 画期的なもの
  • どこにもないもの・まだ存在していないもの
  • 業界一、日本一、世界一であるもの

ビジネスアイデアですから、画期的であったり、どこにもないものであったり、業界一と言えるようなビジネスを始めた方がいい、と考えるのは悪くはないと思います。

実は私も、サラリーマン時代に起業アイデアを考え続けていましたが、それは常に「画期的な」や「まだ存在していない」アイデアでした。

そして、思いついたアイデアをネットで調べてみたら、必ずと言っていいほど、もう誰かがビジネスとして始めていたのです。

がっくりと肩を落として、また新しい「画期的な」ビジネスや自分が「一番」になれるアイデアを考え続けていました。

しかし、現状で自分自身が一番になれるような能力がある人はそう多くはないでしょう。
誰もやっていないような、画期的なアイデアが、次々と浮かんでくることも少ないと思います。

そのため、いつになっても良いアイデアが出てこない状況が続くのです。

初心者が未経験ジャンルで起業するための良いアイデアを考えるポイント

ではどうすればいいでしょうか?

ここで発想の転換をします。

そもそも、「画期的な」ビジネスアイデアがあれば成功する、という保証はないことを理解してください。

きっと、誰もやっていないビジネスアイデアが「良い起業のアイデア」と考えている方は、誰もやっていないビジネスなら成功できる、と考えているのではないでしょうか?

でも、誰もやっていないビジネス、つまり商品やサービスだからといって、お客さんが買ってくれるとは限りません
お客さんが買うのは、その人が欲しいと思っている商品やサービスだけです。

今までにないサービスだから買うという人は、まずいません。

つまり、画期的なアイデアと、売れる、儲かる、ということに因果関係はないのです。

ではここで、改めて「良い起業のアイデア」とはどんなものかを定義してみます。

それは「自分が扱えて、無理をしなくても売れる商品やサービスで、しかも出来るだけ利益が大きく、儲かるビジネスのアイデア」です。

  • ポイントは自分が扱えること
  • あまり苦労しないで売れる商品やサービスであること
  • 売れるだけではなくしっかり儲かるものであること

これらの条件を満たしているのが冒頭で紹介した起業ジャンルなのです。

副業で始めやすいビジネスジャンル

  • コンサルタント
  • アドバイザー
  • ライター
  • 動画編集
  • デザイナー
  • 翻訳・通訳
  • 作業代行

差別化、USPについて

「初心者が0円で起業できると」いったアイデアで起業した場合、当然、すでに同じことをしている競合がいるはずです。

すると、顧客獲得を巡って競争が起こります。
そのため、ビジネス戦略を練る必要が出てきます。

戦略というのはいろいろな解釈がありますが、ここでは作戦と捉えてください。

何も考えずに競争していては、自分より先にビジネスを始めている人に勝ちにくいのです。
だから「どうやれば競合に勝てるか」を考えて、作戦を立てる必要が出てくるのです。

ビジネスの世界では、競合他社との違いを明確にするために、差別化とかUSP(Unique Selling Proposition、独自の強みのこと)を作る必要があるとされています。

では実際に、競合との差別化を考えてみましょう。
そのために次のことを明確にしてください。

「似た商品・サービスを扱っている競合と比較されたとき、自分を選んでもらえるだけの違いは何か?」

例えば、金額を低くするというのも差別化の1つです。

ただ、商品やサービスのクオリティが、他社と同程度である必要があります。

安い代わりに品質が悪いのでは差別化と言えません。

あくまで起業した当初だけ、ということになると思いますが、金額を低くしている理由として、他にビジネスをしているから、という理由を伝えることで、正当性を主張できます。

もちろん他のビジネスというのは、サラリーマンでやっている業務を指しています。

専業の方は、この方法が使えません。

このように、自分の置かれている状況を活かして、競合との差を作る方法を考えることが、戦略を練るということです。

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起業アイデアを考える方法

では、起業に関するアイデアを考える方法を解説していきます。

まず起業、つまりビジネスアイデアの種類を確認してみましょう。

ビジネスのアイデア・ネタには種類がある

「◆アイデアを考える前に確認すること」でも触れましたが、「起業の良いアイデア」というのはかなり抽象的です。

そのため、「起業の良いアイデア」について、もう少し具体的にしてから考えることにします。

「良いビジネスアイデア」を素因数分解をして、もっと細かい要素を洗い出してみましょう。

細かく具体的な項目に分けすることで、アイデアを考えやすくなります。

「起業アイデア」を素因数分解する

  • 商品・サービスそのもののアイデア
  • ビジネスモデル(利益の出し方)のアイデア
  • 売り方(マーケティング)のアイデア

あくまで一例ですが、ビジネスのアイデアと言っても、3つの種類があるわけです。

そのため、「良い起業のアイデア」という大きな分類だけでは、商品やサービスのアイデアを考えればいいのか、ビジネスモデルのアイデアを出せばいいのか、それとも売り方を考えるのか混乱してしまうのです。

その結果、途中から何を考えているのか分からずに、良いアイデアが出ないという悩みが生まれてしまうわけです。

このように、良い起業のアイデアが浮かばない理由の1つは、考えるべきことが抽象的なままになっていることが上げられます。

例:商品・サービスを自分が開発するとして、そのネーミングのアイデアを考える

この例だと、良いアイデアというのが、独自に開発する商品やサービスの名前に絞り込まれています。
つまり、名前だけを考えればいい状態にしたのです。

この場合は、「競合他社のネーミングを参考にして、自分ならではの差別化ポイントを言葉にして入れてみよう」という具合に、アイデアを考えること自体がシンプルになります。

アイデアを考える場合は、出来るだけピンポイントで具体的な項目だけを考えるようにしてください。

商品・サービスのアイデアを考える方法

では次は、商品やサービスに絞ってアイデアを考える方法を見ていきます。

通常、良い起業のアイデアとは、自分が販売する商品やサービスについてのアイデアのことだと思います。
しかも、売れる、儲かる、という条件を満たしていることも重要です。
あと、自分が扱える必要もありますね。

そこで商品・サービスの「良いアイデア」を考えるために、自分に問いかけるべき質問を紹介しておきます。

良い商品・サービスのアイデアを考えるための質問

  • すでに世の中で売れている商品・サービスは何か?
  • 売れている商品やサービスの共通点は何か?
  • 自分が取り扱えるモノの中で売りやすいものは何か?

売れる、儲かる商品・サービスなのに失敗するときもある

先の質問をもとに見つけたアイデアや業種・ジャンルについて、次のことを確認してください。

「そのビジネスアイデアや商品・サービスに愛着を持てるのか?」

いずれ会社を辞めて起業・独立をされると思います。

だとすると、やはり自分が「好きなこと」・「やりたいこと」と、密接に関係しているビジネスをすることをお勧めしています。

好きなこと・やりたいことで起業することで得られる効果やメリットは、別の記事で詳しく解説しています。

簡単にお伝えすると、好きでもない、愛着もないような商品・サービスで起業すると、失敗しやすいのです。

例えば、運悪く結果が出ないときに、その商品やサービスの販売を続けられるでしょうか?
お客さんが興味を持ってくれない、契約してくれないという状況になった時、創意工夫が出来るでしょうか?
きっと、「初めからやりたくないビジネスだった」といった理由で、他のアイデアを探し出すのではないでしょうか?

もうお分かりだと思いますが、起業すること自体はすぐにできます。
でも、大変なのは続けることなのです。

特に顧客獲得のための集客や、セールスは人が相手なので、自分の思い通りに進まないことの方が多いです。

こうした困難に直面したとき、情熱を持って対処しようと思えるかどうか?

ここが起業で成功できるかどうかの大きなカギとなります。

そのために、【自分が好きなこと・やりたいことを明確にして、愛着を持てる商品・サービスを扱う方がいい】というのが、このサイト全体を通して行っている主張です。

いいビジネスアイデアが思いつかないときの対処法

起業アイデアを考えるときは、出来るだけピンポイントに絞った項目だけを考えることで、良いアイデアをひらめきやすくなるという話をしました。

でも、いつもすぐにアイデアが浮かんでくるわけではありません。
そこで、良いアイデアが浮かばないときの対処法を紹介します。

いいビジネスアイデアが浮かばないときにやってみるべきこと

  • 身近な人が困っていることを解決する方法を考えてみる
  • 周りの人が欲しがっている商品・サービスの特徴を調べてみる
  • すでにある商品・サービスをベースに、改良点を考えてみる
  • すでにある商品・サービスに、違ったジャンルのものを組み合わせてみる
  • すでに起業している人に「初めはどうしたのか」を聞いてみる、もしくは本などで成功談を読んでみる

アイデアは自分だけで考える必要はありません。

他の人の意見や考え方を参考にさせてもらえば、何も浮かばないという状況を変えられる可能性が高まります。

ただ、念のためですが、他の方が考えたアイデアそのものを、丸パクリするのはNGです。

すでにその商品やサービスが存在している場合、あなたは模倣品、つまりニセモノを販売している業者というレッテルを貼られ評価が下がります。

「全く新しいアイデアというのは出尽くしていて、多くはすでにあるアイデアの組み合わせだ」という主張もあります。

ですが、それはあくまで、今あるアイデアを参考にさせてもらって、独自のアイデアに昇華するという意味だと捉えてください。

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いいアイデアがあれば起業で成功するのか?

「起業したいけれどアイデアがない」と考えている方は、誤解をしている恐れがあります。

それは「良い起業、ビジネスのアイデアがあれば儲かる、成功する」という考えです。

残念ですが、良いビジネスアイデアが、お客さんから支持されると保証されているわけではありません
端的に言うと「良いモノが売れるとは限らない」のです。

テスト販売の時に高評価だった商品が、本格的に販売したときには全然売れなかった、という事例が多数あります。

そこで次は、ビジネスアイデアと起業で成功することの関係を確認しておきます。

ビジネスアイデアと起業することの関係

結論から言うと、どれだけアイデアが良くても起業できません

起業できないというのは、ビジネスが軌道に乗らないということです。

例えば、良いアイデアが浮かんで開発した独自商品が、まったく売れないということが起こることもあります。

もしくは、売れたけれど、思ったほど利益が出なくて儲からなかった、ということも起こります。

売れない、儲からない状態が続くと、ビジネスが継続できません。

継続できないと起業失敗となり、最悪サラリーマンに逆戻りをしないといけなくなります。

実は、起業する前に完璧なビジネスアイデアを出すというのは、現実的ではありません

世の中には、何もアイデアが無いまま起業して、あとから「何を売ればいいか」と商品やサービスを探している方もいるくらいです。

それでも売上さえ得られれば起業はできます。

「良いアイデアが先で起業が後ではない」ということです。

もし、起業前にアイデアを考えておきたい場合は、次の流れを参考にしてください。

アイデアをもとに起業する時の流れ

  • アイデアをお客さんが買えるように商品・サービスに仕上げる
  • その商品・サービスを多くの人に知ってもらう
  • 欲しいと思っている人にセールス(提案)する
  • 販売・契約(売れるかどうかはこの時に初めて確認できる)

ご覧の通り、アイデアを考えている段階では、その商品やサービスが売れるかどうか確認できませんから、結果的にビジネスを始める必要が出てくるのです。

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優れたビジネスアイデアが生まれるまでの流れ

優れたビジネスアイデアというのは、売れる、儲かるビジネスを生み出せるアイデアを意味します。

それは、画期的である必要はありません。
まだどこにもないモノである必要もありません。
業界一、日本一、世界一である必要もありません。

自分が扱えて、自分が付き合いたいと思うお客さんに買ってもらえて、しっかりと儲けられる商品・サービスがあれば、起業で失敗することはないと思います。

つまり「儲かるアイデアが完成してから起業」ではなく、「起業してビジネスを続けながら儲かるアイデアを実際の売り上げ・収益に結び付けていく」ことが起業で成功する王道の流れです。

言い換えると、良いアイデアを考える活動はずっと続きます。
ビジネスをするというのは、お客さんに喜んでもらえる商品やサービスを探したり、開発したりすること、とも言えるのです。

つまりPDCAを回すということです。

仮に起業前に良いアイデアを思い付いたとします。

でも、初めに思いついたアイデアをブラッシュアップしていくことが必要になるはずです。
それは、初めのアイデアのままで用意した商品やサービスが売れないことが起こるからです。

売れても儲けが少ないこともありますし、すぐに他社が、より優れた商品やサービスを出してくるかもしれないからです。

アイデアをブラッシュアップをする

起業のアイデアを思い付いただけでは通用しないかもしれない、という話をしてきました。

そこでブラッシュアップをするのですが、具体的には次の行動をとることになります。

商品やサービスのブラッシュアップ

  • お客さんが買いたい商品・サービスに変える
  • お客さんへの販売方法を変える
  • 課金方法を変える

商品・サービスをより良くすることで、お客さんの困っていることを解決することがビジネスの本質です。

つまり起業するということは、お客さんの困っていることを解決する活動を継続する、という側面もあることを意識しておくと、成功確率が上がります。

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起業で失敗しない方法

ここでは補足として、起業で失敗しない方法の要点だけお伝えしておきます。
ビジネスを始めるには3つの要素が揃える必要があります。

起業する=ビジネスをスタートする時に必要な3要素

  1. お客さん
  2. 提供商品・サービス
  3. 商品サービスを広め集金して利益を出す仕組み

売れない、儲からない原因は、この3つのどこかに隠れていますから、想定通りいかないときは、何が問題なのか、原因を特定して、その原因を取り除くための改善案を考えて、実行することになります。

失敗した場合は、どこかにある問題が解決できなかったのです。
解決方法が無い、もしくは解決するのが大変という場合は、他のビジネスに乗り換えた方がいいという判断もあり得ます。

余談ですが、撤退する時の条件も、起業前に決めておいた方がいいです。
すぐにあきらめてはダメですが、何年もこだわり続けていては、資金が底をつくなど、再起できないことになる場合もありますから。

成功者とそうでない人の違いの解説

さらに補足ですが、成功者とそうでない人の特徴を確認しておきます。

一言でいうと「想定通りにいかずに赤字が続いたとしても、そのビジネスを続けようと思える状態」になっている人は、成功しやすい傾向にあります。

そのビジネスをあきらめ切れないために、何とかしようと試行錯誤を続けます。

もし、少しやっただけでダメだと考えて、途中で他のビジネスアイデアに心が動いてしまうようだと、次々とアイデア探しをしてしまい、ビジネスがスタートできないことになりかねません。

起業で成功している人は、そのビジネスを軌道に乗せるという意欲、モチベーションが高いです。

つまり、少しくらい予定通りにいかなくても、次々に改善策を実施して、ビジネスを軌道に乗せるように工夫を続けるのです。

「続けようと頑張る」というより、「続けないと気が済まない」のです。

結果、ビジネスを継続する努力ができる状態になっているわけです。

まとめ

今回は、「起業したいけどアイデアやネタがない」、「お金がないから0円起業のノウハウを探している」という方に向けて、お勧めの起業ジャンル・業種を7つ、お勧めする理由も併せて紹介しました。

副業で始めやすいビジネスジャンル

  • コンサルタント
  • アドバイザー
  • ライター
  • 動画編集
  • デザイナー
  • 翻訳・通訳
  • 作業代行

また、サラリーマンが初めて起業することを想定して、ビジネス経験が少ない方が低リスクで始める方法として、週末起業として副業で始めることにも触れました。

次に、お勧めしているジャンル以外で起業したい方向けに、良い起業のアイデアを考えるためのポイントと、考える方法を紹介しました。

そして、起業で成功することために、何をしていくのかもお伝えしました。

私も長年サラリーマンをしていたのですが、次第に仕事にやりがいを感じられなくなり起業を目指しました。

しかし、どういったことに注意すればいいのか、起業で成功するポイントを体系的に学ぶことが出来ずに、かなり苦労しました。

世の中には様々な起業や創業、開業を支援するプログラムがあります。

どれも素晴らしいものだとは思うのですが、中には提供者のサービスを、そのまま真似するだけで成功できるという、少し乱暴な主張のプログラムもありました。

起業したいという想いを実現させるためには、とても多くのことを学ばないといけません。
今回の記事は、まず初めに学んでいただきたいことをまとめました。

どうか、お金儲けだけに走らずに、しっかりとお客さんに貢献することで報酬を得るという考えのもと、ビジネスを始めていただきたいと思います。

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投稿者プロフィール

酒井 謙光
酒井 謙光【売れる】を科学する起業・新規事業プロデューサー
40代で脱サラして起業。独立後すぐに月商100万円を突破するも、トラブルが発生し収入ゼロに。

その時に経験した「売り上げゼロ」「顧客ゼロ」の不安を解消しよと、様々な起業セミナー・高額講座に通うも全く成果が出なかった。

なぜ成果が出なかったのかを徹底的に分析した結果を起業したいけれど何をしていいか分からないというサラリーマンに向けて発信するのが使命と考えている。